製品・工法

切削型注意喚起舗装 ランブルストリップス


ランブルストリップスが、国土交通省初の「推奨技術」に選定されました

ランブルストリップスは、独立行政法人土木研究所寒地土木研究所と弊社にて共同研究開発をすすめ、実用化してまいりましたが、このたび、国土交通省の新技術活用システム検討会議による選定開始後、初の「平成21年度推奨技術」に選定され、去る2009年4月13日に公表されました。

この技術の概要は、下記のとおりです。

また、当ホームページ内の「製品・工法」や「新技術」にも掲載しています。


技術名称:ランブルストリップス(センターライン対応型)

警告型切削溝による正面衝突事故対策

NETIS登録aFHK-030032-V

申請者名:(株)NIPPO

技術開発者:(独)土木研究所寒地土木研究所、(株)NIPPO

T 技術の概要

1.技術開発の背景及び契機

近年、さまざまな交通安全対策技術の進歩により、交通事故死者数はピーク時に比べ半分以下となりました。しかし、郊外部の一般道路においては正面衝突、路外逸脱、工作物衝突等による死亡事故の割合が依然として高く、これらの重大交通事故抑制対策の技術開発が期待されていました。従来技術としては中央分離帯やセンターポール、道路鋲などがありますが、中央分離帯は設置費用が高く時間も要するため即効性に欠け、またセンターポールや道路鋲は供用中に破損したり、とくに積雪寒冷地では除雪作業の妨げになる等の理由で広く普及していません。そこで、事故抑制効果が高く施工性に優れ、さらに積雪寒冷地においても冬季除雪の妨げにならないなど、費用対効果の優れた事故抑制対策手法として、切削溝による警告効果を有するランブルストリップスを開発し、実用化しました。

2.技術の内容

ランブルストリップスは、車両の進行方向に対して道路舗装表面を一定間隔に切削し、凹型パターンの溝を直線的に配置したものです。車両のタイヤがその上を通過する際、ゴロゴロという不快な振動と音を発生させ、ドライバーに車線を逸脱していることを知らせることで、うっかり・ぼんやりや居眠りによる交通事故を未然に防ごうというものです。溝の切削には特殊な異径車輪と切削ドラムを装着した専用施工機械を使用します。この異径車輪の回転にあわせて切削ドラムを上下させ、一定間隔で切削を連続的に行える仕組みとしました。

3.技術の効果
  • ランブルストリップス上を通過すると大きな車内振動と車内騒音が発生するため、車線逸脱に対する高い警告効果が得られます。二輪車に対する安全性にも優れています。
  • センターポールや道路鋲に比べ設置費用が大幅に安くなり、なおかつ施工時間も短くてすみます。
  • 設置路線では交通事故減少が報告されており、高い費用対効果が得られています。
  • 設置、施工、維持管理上の制約が少なく、除雪作業の支障にもなりません。
  • タイヤの走行位置に設置していないので耐久性が高く、通常の走行に影響を与えません。
  • 圧雪路面においても警告音と振動は効果を有します。
4.技術の適用範囲
  • 新設、既設を問わずアスファルト舗装路面、コンクリート舗装路面のいずれにも適用可能です。
  • 排水性舗装路面に対しても適用可能です。
  • 路肩に対しても別途規格で対応しています。

U.写真・図・表

ランブルストリップス 設置・供用状況
写真―1 ランブルストリップス 設置・供用状況
路外逸脱警告概念図
図―1 路外逸脱警告概要図

車両が車線を逸脱してタイヤがランブルストリップスを踏んだ際、ゴロゴロという音と振動を発します。

ランブルストリップス 規格一例
図―2 ランブルストリップスの規格一例
ランブルストリップス 施工状況
写真―2 施工状況
車内騒音レベル測定例
図―3 車内騒音レベル測定例

ランブルストリップス上を通過した際の車内騒音は、窓を開けた地下鉄の車内と同じような騒音(通常走行時に比べて15〜20dB増加)が発生し、ドライバーに強い警告を与えます。